パンダ: うん ああ 笹を食べながらのんびりするのは最高だなあ パンダママ: ちょっと またこの子は昼間からごろごろして 掃除の邪魔よ 退きなさい パンダ: はい お母さん お代わり
パンダママ: はあ どうするの? あなた将来は
パンダ: もう ごろごろしてる時に将来の話なんかしないでよ パンダママ: 暇があるなら ちょっとおバイトでも探しなさい パンダ: ええ ごろごろするのに忙しいから後にするよ ああ 吸わないで 町
パンダ: もう どうしてお母さんがゴロゴロする忙しさは分かんないだろうなあ
コンビニ
パンダ: えっと 働かないでお金がもらえる仕事が載っているのはどれですか? スタッフ: ないと思います パンダ: ええ?
パンダの家
パンダ: どうせならおしゃれなバイトがいいなあ あっ これいいなあ バイト募集の担当人1:はい パンダ: あっ もしもし パンダと申しますが そちらでデザイナのアルバイトを募集してます よね
バイト募集の担当人1:ええ そうですよ 経験は? パンダ: ありません
バイト募集の担当人1:え パソコンのマウスは使えますか? パンダ: 使えないです あんまり細かい作業は出来ません バイト募集の担当人1:そうですか? 得意なことはありますか?
パンダ: あります 笹を食べたり寝ながらぼんやりするのは得意です あれ? もしも~し パンダ: あっ もしもし そちらでインテリアコーディネーターも募集していますよねえ
バイト募集の担当人2:はい
パンダ: インテリアコーディネーターって 何ですか?
パンダママ: またごろごろして アルバイト見つかったの? パンダ: 全然ないよ
パンダママ: 確かコンビニで募集してたでしょう?
パンダ: コンビニ?品数多すぎるよ 覚えられないよ パンダママ: は
パンダ: ああ 吸わないで
パンダ: もう 外でだらだらしようっと 町
女の子1: あれ? 糸くず 女の子2: あ 取って 女の子1: 女の子2:パンダ:
白熊カフェ
パンダ: 白熊: パンダ: 白熊: パンダ: 白熊: パンダ: 白熊: パンダ: 白熊: パンダ: 白熊: パンダ: 白熊: ペンギン:白熊: ペンギン:白熊: ペンギン: 白熊: ペンギン: うん 取れた ありがとう
うん? あらら じっとしてで お 待って え こんなところにカフェがあったんだ いらっしゃいませ ようこそ 白熊カフェ あっ
お客様 おひとり様ですか? ああ 別に僕は あ
お好きな席へ どうぞ は はい ご注文は?
えっと 竹はありますか? 竹はないです じゃ 笹ください 笹もないです
じゃ アイスコーヒー はい
ねえ 白熊君 財布のポイントカートって増え過ぎちゃわない?ペンギンさん ポイント貯めるは?
えん あっ カフェモカお願い お代わり えっ?
それはひまわり それは日替わり それは薪割り それはスイカわり お代わり ね はい カフェモカ
このカフェダジャレがなければなあ
そういえば アルバイト募集してるんだって? 白熊: うん 人手が足りなくて ペンギン: うん
白熊: ペンギンさんどう?
ペンギン: えっ? 僕? お客とバイトの両立できるかなあ 白熊: うそ これから四名ほど面接に来るんだよ ペンギン: なんだ? ちょっと考えちゃったよ パンダ: 僕もいいですか? 白熊 ペンギン:うん?
パンダ: 僕もアルバイトしたいと思って 白熊: 受けてみる 面接 ペンギン: あっ?!
面接中
白熊: では 最初の方どうぞ 穴熊: はい 穴熊です
白熊: えっと ホール係やりますか? 穴熊: はい ホールなら任せてください 白熊 ペンギン: おお
穴熊: 穴を掘るのが得意なんです えんえん
ペンギン: いや その掘るは違うし
白熊: 次の方
象亀: はい 象亀です
白熊: 料理とか運べますか? 象亀: はい よいしょ ペンギン: ゆっくりだね 白熊: うん
象亀: 百年ぐらい働かせて 白熊: いや そんなには
マントヒヒ:マントヒヒです 食べるのが得意です 白熊: ちょっと それは
アリクイ: 小アリクイです 威嚇ができます えん わ 白熊: それだけ? ペンギン: みたいだね
白熊: 最後の方 どうぞ
パンダ : はい
パンダと申します よろしくです ペンギン: やっと まとめな人が来てたねえ
白熊: パンダ君 何か得意なことはありますか? パンダ : はい ごろごろしながら笹を食べることです 白熊 ペンギン: あっ ペンギン: あれ?
白熊: えっと 条件に希望はありますか? パンダ: 週二日希望です 白熊: 週二日ですか?
パンダ: えっ? 週一日でいいんですか? 白熊: いや せめて週四日ぐらい パンダ: そんなの無理です 白熊: あ
パンダ: あっ けど 呼びに来てくれたらすぐに行きます 白熊: 僕が呼びに行くんですか?
パンダ: あ そんな そんな 遅刻した場合だけですよ ペンギン: 遅刻する気満々だね
白熊: ちなみに やる気はありますか? ペンギン: そんなにありません
白熊: 発表します 全員不合格 全員: ええ???? ペンギン: そこ 驚くとこ? ペンギン: 結局バイトの人
白熊: 見つからなかったねえ パンダ: 残念だねえ
白熊 ペンギン:まだいたの?
パンダ: うちに帰るとお母さんに吸われるし ペンギン: す 吸われる? パンダ: うん ゴーって
笹子: あの 面接中すみません ナマケモノ:住み込み希望です 白熊: 不合格 ナマケモノ:あっ?
笹子: あの アルバイト希望じゃないみたいですよ ナマケモノ:庭に住み込みたいんです
笹子: ここまで運んでほしいって頼まれちゃいまして 白熊: あなた お名前は?
笹子: えっ? 私ですか? 笹子ですけど 白熊: 笹子さん 合格 パンダ ペンギン:えっ?
パンダの家
パンダ: ねえ お母さん 僕 今日すごくいい感じのカフェ見つけちゃったよ 白熊カフェって言うんだけど パンダママ:何言ってるの? 知ってるわよ パンダ: えっ? そうなの?
パンダママ:ずっと前からあるんじゃない? パンダ: あっ? パンダママ:うちの隣に パンダ: ええ
パンダの家
白熊: はい 白熊カフェです パンダ: あ こんにちは
先日面接に行ったパンダですよ 白熊: ああ 不合格の
パンダ: 出前をお願いしたいんです 白熊: 出前はやってないんですが パンダ: ええ 隣なのに? 白熊: 今忙しいし
パンダ: うん どうすれば出前してくれるの? パンダママ:ちょっと
パンダ: はっ お母さん パンダママ:またごろごろして パンダ 今仕事探してたの パンダママ:は
パンダ: ねね 家近いんだから 出前してよ お願い ああ 吸わないで
白熊カフェ
白熊: いらっしゃいませ ペンギン: うん? パンダ: こんにちは
笹子: 何しますか? パンダ: ううん
白熊: ペンギンさん 何にする? ペンギン: そうだね いつものやつ 白熊: うん
パンダ: いつものやつ 笹子: えっ?
いつものやつって 言われたんですけど 白熊: 任せて
笹子: カレーライスです
違ったみたいですよ 白熊: やっぱりね ペンギン: ちょっと
パンダ: あのう 竹か笹はないんですか? 白熊: ないんです
パンダ: じゃ アイスコーヒー
白熊: あ 君 バイト探してたよね こんなのあるよ
(マグロ船 船員 大募集 経験者大歓迎 激しく力労働) 白熊: どう?
パンダ: 嫌だよ 僕泳げないし ペンギン: こっちのがいいんじゃない
(動物園 未経験者歓迎 予備相談におします) パンダ: まずはお電話ください フリアイ動物園 白熊: マグロ船にしなよ 笹子: 白熊さん
パンダ: 動物園か? 面白そう
動物園
スタッフ: えっと 週二日の勤務希望ですか? パンダ: はい
スタッフ: では パンダの仕事はどうでしょう? パンダ: えっ?
スタッフ: 常勤パンダさんが一頭いるんですが 非常勤で もう一頭募集してるんです パンダ: パンダって あのパンダですよね
スタッフ: 気が進みませんか? 月の輪熊とゴリラも募集してます パンダ: えっ?
パンダでいいです
スタッフ: そうですか では 来週から来てください
白熊カフェ
パンダ: 僕 バイト決まったよ 笹子: ええ よかったですね 白熊: マグロ船? パンダ: 違うよ 動物園
笹子: 動物園のバイトって 何やるんですか? パンダ: ふんふんふん まだ内緒 ペンギン: なんで照れてんの? 電車
パンダ: いよいよ 今日からバイトか ドキドキしちゃうなあ
半田: あらためまして 半田と申します
今日は幼稚園から園児たちが来ます 少しサービスしてあげてください パンダ: はい サービスですね 分かりました
それ以外の時間は どんな感じで? 半田: 自然態でいいです
白熊カフェ
ペンギン: ねえ 白熊君 パンダ君うまくやってるかなあ 白熊: きっと 大漁だよ マグロ船 ペンギン: ひっぱるね
あっ カフェモカちょうだい で それは影武者 いいから そういうの
動物園
パンダ: えっ? 週七日も? 休みはないんですか? 常勤パンダ:私は常勤パンダですからねえ
でも 月に二日ぐらいは休みますよ パンダ: 非常勤でよかった
常勤パンダ:ははは まっ 今日からよろしくお願いします パンダ: はい
あっ そういえば 常勤パンダ:どうしました? パンダ: 半田さんから 半田: 自然態で
パンダ: で 言われたんです 常勤パンダ:ほう
パンダ: こ こんな感じでしょうか? 自然と一体的な 常勤パンダ:たぶん 違うと思う と言うか すごく不自然
常勤パンダ:まあ 難しく考えずに普通にしてれば大丈夫ですよ パンダ: はあ 園児たち: 見て見て
先生: みんな パンダさんですよ 常勤パンダ:あっ 園児が来ましたよね あ 頑張りましょう パンダ: は はい
園児: はは パンダさんが食べているよ 先生: そうね
園児: パンダさんが滑り台してるよ 先生: そうね
園児: パンダさんが転がしてるよ
先生: そうね
パンダ: これでサービスになってるんですか? 常勤パンダ:もうちょっとよ 辛抱ですよ さあ もう一サービスしましょう パンダ: はっ はい
常勤パンダ:サービス サービス パンダ: サービス サービス
先生: みんな 次はキリンさんを見ましょう 園児: はい
遠征: パンダ: パンダ: スタッフ:半田: パンダ:
白熊カフェラマ: パンダ: 笹子: ラマ: コアラ: コアラ: パンダ: ラマ: パンダ: ラマ: ペンギン: 白熊: ペンギン:ラマ: パンダ: 白熊: パンダ: ペンギン:白熊: 笹子: 皆: 笹子: パンダ:
こっちですよ
サービス サービス サービス サービス サービス サービス あっ 爆睡してた なんで起こしてくれないですよ 常勤パンダさんえっ
閉園の時間になりました。またのご来園をお待ちしております。 お疲れ様でした お先です ああ パンダ君
あれっ? みんな来てだの? お知り合いなんですか?
僕たちも動物園でバイトしてるんですよ パンダ君 こっち こっち 今日は園児がかわいかったね
僕 張り切り過ぎて途中でばてちゃった 分かります 分かります
今日は一日 まじめに働いたなあ そうですね
すごい遣りきった顔だけど
パンダ君 途中からずっと寝てたらしいよ パンダ君の自然態なんだねえ きっと パンダ君って わりと図々しいよね パンダ君 ひとまず何か頼みませんか? どうしよかなあ? ううん おっ ああ 何にする? 竹 大盛りで
白熊君 それは ヤモリ おお よちよち それは 子守り
笹子さんが突っ込みよう それははもり
ねえ はやくちょうだい
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